あおぞらアフタースクール|「まずはやってみる」を大切に
あおぞらアフタースクールの特色
愛知県北名古屋市に位置する、「体験学習型民間学童」あおぞらアフタースクール様。 教育理念:「未来を生き抜く力を育む」 行動指針:「笑顔で挨拶、みんなの思いを大切にしよう、思いやりを持とう」といった方針を掲げ、日々子どもとの関わりを大切にされています。 また、預かりとしての学童保育ではなく、小学校の放課後と長期休みに過ごす時間の年間約1,600時間を“子どもたちの成長のため”に体験や学習をはじめとした様々な面でサポートされています。 「1人でも様々な世界や社会で通用する人材」の育成を目指し、運動能力といった目に見えるスキルはもちろんのこと、これからの時代により求められる「自立心」「行動力」「探求心」など、目に見えない力も身につけられるよう取り組まれております。
導入経緯
Q.ご導入のきっかけは何だったのでしょうか?
プログラミング教育を通して、チャレンジして失敗してを繰り返す過程を経験し成長してほしいという思いの元、導入に至りました。
現代の子どもたちは失敗を恐れる子が多いと感じています。「失敗するからいやだ」「負けるかもしれないからやらない」ではなく、「失敗しても良い」ということを知ってもらい、同時にチャレンジして成功したときの喜びも沢山味わってほしいです。
すてむくらぶを選んだ理由
Q. 数あるプログラミング教育の中ですてむくらぶを選んで頂いた理由は何だったのでしょうか?
母体がIT会社であり、そこから派生したプログラミング教育であるというところの信用が高かったです。やはり専門的な知識を持っているところにお願いしたいという思いは強かったですね。
また、プログラミングは画面にコードを打ち込むというイメージでしたが、Scratchという子どもがとっつきやすいソフトを使用していた点も魅力的でした。ゲームではなく、パソコンを使用して学習できる習い事教室としての可能性を感じましたし、誰でも教えられるという点も大きかったです。
導入後の様子
Q.実際やってみて子どもたちの様子はいかがでしたか?
始めは、机に座ることも慣れていない状況でプログラミングを開始したので、子どもの心をどう掴むのかが難しかったです。入会前の体験会と、入会してからの授業の雰囲気はまた違うのでそこのギャップもあったようです。一番最初はテックタイム(未来の映像)が子どもの心を掴み、それが楽しみでプログラミング教室に来ることが定着していったように感じます。
子どもにとって先生の話を聞く時間がつまらなく感じるようで、そこに気が付いてからは短い時間で説明して、なるべく自分で手を動かし取り組んでもらう時間を多く持つようにしました。
また、最後に自分が作ったものを発表する場を作ったことがとても良かったです。自分を主張したい子、自分が取り組んだ結果をみせたい子が多く、発表の場を持ったことで制作段階から、「どうやって作品作りをしよう」ということを考えられるようになりました。
始めはお互いの発表を聞けない子が多かったのですが、お友達のことを褒める姿が出てきたことにはすごく感動しました。
「楽しい」という言葉はよく聞きますし、自主的に取り組む姿を見ると、こちらもとても嬉しい気持ちになります。
Q.教える中でどんな事を工夫されていますか?
子ども同士での助け合いがないことが一つ課題としてあったのですが、そこを何とかしたいと思い試行錯誤していきました。以前までは早く終わってしまった子は、退屈だから遊ぶという様子だったのですが、できてない子をサポートしてあげたらキラキラシールをあげるという流れを作ったことで変化がありました。
その施策によって助け合いの文化ができ、今ではキラキラシールもらうもらわないに関わらず誰かが誰かをサポートするということが普通になりました。
また、授業が始まる前に少し余白を持たせ、思い切り遊ぶ時間を設けています。そうすることでメリハリをもたすことができ、プログラミングの時間を集中して取り組むことができています。必ず始めに自分で目標を立て、最後に振り返りを行うという工夫もしています。自分で決めた目標なので、子ども自身のモチベーションが上がり、目標を立て実践することの重要性を感じています。
Q.やってみて大変だったことはありますか?
話を聞く時と、パソコンを触って実際に取り組む時のメリハリがうまくいかず苦労しました。また、思い通りにいかないことがあると、「ぼくもうできない」と言って泣き始める子もいました。
できるようになるまでが子どもにとって大変で、そこに対するサポートに難しさを感じました。しかし、できることが少しずつ増え、今一番モチベーション高く、生き生きしながら取り組んでいます。
失敗を繰り返しながらも試行錯誤し、ゲームが作れるようになったという喜びはすごく大きいようです。最初はうまくいかないことが多かったですが、1年を通しての子どもの変化がものすごく大きいです。
Q.保護者の反応は?
保護者からは喜びの声を多く聞きます。
発表している子どもの映像をみせると、すごく喜ばれて、「ここに入れて本当に良かったです。ありがとうございます。」と言ってくださる方もいらっしゃいます。
また、『「今日はプログラミングがある!」と言ってワクワクして出ていきましたよ』というお話も聞きます。
「こんなことできるようになったんだ」と関心を持って頂けていますし、子どもの成長を一緒に感じることもできています。毎回の授業報告も行い、お子さんの様子を積極的にお伝えしていくようにしています。
今後の展望
Q.今後プログラミング教育を通してどんな子に育ってほしいでしょうか?
「まずはやってみる」ということを大切にしてもらいたいですね。今後一人一人の人生の中で、失敗して挫折する経験は絶対にあると思います。しかし、それをどう乗り越えていくかが重要で、10失敗しても1成功すれば成功になるので、失敗を恐れず積極的にチャレンジしていってほしいと思います。
このプログラミングがそれを訓練する場であると思うので、間違えそうだから手をあげない、恥ずかしいからやらないではなく、自分をどんどんと出していってもらいたいです。