【令和8年度】保育ICT推進加算とは?4要件と園のタブレットを「デジタル絵本づくり」に活かす方法
2026年度(令和8年度)より、保育施設のICT支援制度が大きく転換しました。これまでの初期費用への補助から、継続的な運用支援へと変更されたのです。
また、この運用支援の充実により、園内のICT機器を配備しやすくなりました。
しかし、事務作業だけにタブレットなどを使うのは、本来の可能性を活かしきれていません。そこで本記事では、新設された加算の概要と、保育の現場で活かせる「デジタル絵本づくり」の実践アイデアもご紹介します。
令和8年度からスタートした「保育ICT推進加算」とは?
これまでの支援制度は、導入時の初期費用をサポートする補助金が中心でした。一方で令和8年度からは、日々の運用コストを支援する「保育ICT推進加算」がスタートしています。
この加算では、施設型給付を受ける園に対して年間30万円が支給されます。また、毎年継続してサポートを受けられるため、システムの運用を安定して続けられます。
加算を受けるための必須「4つの機能要件」
保育ICT推進加算を算定するには、4つの機能を日常的に運用することが条件となります。
- □登降園管理
ICカードやアプリを活用し、園児の登降園時刻を正確にデジタル記録します。 - □保護者連絡
アプリを通じた欠席・遅刻連絡の受信や、園だより等のデジタル配信を行います。 - □計画・記録
指導計画や保育日誌、成長記録などをシステム上で作成・保存します。 - □キャッシュレス決済
延長保育料や用品代などの実費徴収を、現金を使わずに決済します。
ただし、過年度の初期費用補助金と新加算は同一年度内に併用できません。そのため、導入や切り替えのタイミングには注意が必要です。
用意されたタブレットを子どもの創造のツールへ
業務のデジタル化に伴い、園内にタブレット端末が配備されるケースが増えてきました。実際に、日々の事務作業に端末を活用することは非常に大切です。
しかし、用途を業務だけに限定してしまうと、子どもの学びの機会を狭めます。そこで、子どもたちの遊びや表現を深める道具としても端末を活用してみませんか。
特に、思考力や豊かな表現力を育む取り組みとして「デジタル絵本づくり」がおすすめです。
プログラミングで表現が広がる「デジタル絵本づくり」
デジタル絵本づくりでは、子ども自身が描いた絵を取り込んで物語を作り上げていきます。さらに、ブロックプログラミングを使って、自分の絵を画面上で自由に動かします。
- □何度でもやり直せる安心感
デジタルなら容易に修正できるため、絵に苦手意識がある子でも失敗を恐れず挑戦できます。 - □描いた絵が「動く」体験
プログラミングで絵を動かす中で、子どもたちの自由な発想が次々とあふれ出します。 - □みんなの前での発表体験
完成作品を画面上で動かして披露することで、表現する楽しさを学び大きな自信となります。
まとめ
新設された「保育ICT推進加算」により、園のデジタル環境整備は一段と進んでいます。一方で、せっかく配置された端末が事務作業だけで終われば、十分な活用とは言えません。
そこで、用意された端末を時には子どもたちの手にも渡してみましょう。例えば、「デジタル絵本づくり」なら、楽しくプログラミングに触れられます。
結果として、子どもたちの「やってみたい!」という表現力を大きく引き出せます。

