千原台まきぞの幼稚園|プログラミング教育を通して自分の思いを伝えられるように
千原台まきぞの幼稚園の特色
教育方針として以下の4つを意識しながら日々の保育に取り組んでいらっしゃいます。 (1)お世話になった人にありがとうと言える子 (2)幼児にふさわしい環境の中でいきいきとした遊びを重視する (3)自主自立の精神の芽生えを大切にする (4)一人一人の子どもを大切にする 遊びを基本とし、幼児期により多くの経験をすることで、子どもの得意な事、興味のあることを見つけ、伸ばしていくこと、また子どもとの1対1の関わりを大切に日々の保育に取り組まれています。 また、園庭には幼児の発達に重要と思われる身体機能を向上させることを目的とした遊具が設置され、遊びながら楽しく身につくように工夫されています。
導入経緯
Q. ご導入頂いてから2年が経とうとしていますが、ご導入のきっかけは何だったのでしょうか?
幼稚園教育にとって基本となる【幼稚園教育要領5領域】とプログラミング教育との関連が重要と考え導入に至りました。プログラミング教育を通して、子どもの主体性を育み、自分で考え判断し行動できるようになることを目的としています。
すてむくらぶを選んだ理由
Q. 数あるプログラミング教育の中ですてむくらぶを選んで頂いた理由は何だったのでしょうか?
幼稚園の教育方針と合致したため、すてむくらぶを選ばさせて頂きました。
すてむくらぶのプログラミング教育は、子どもたちの主体性や自分で考える力などを大切にされており、幼稚園の考えにぴったりはまりました。実際導入してみて本当に良かったと感じています。
Q. プログラミング教育に関して始めのイメージは?
始めはどんなものなのか想像できませんでしたが、すてむくらぶの教室紹介の映像を通してガラッとイメージが変わりました。
タブレットを通して自己表現し、様々な発見をしている園児を見てとても驚きました。
導入後の様子
Q. 実際やってみて園児の様子はいかがでしたか?
子どもたちは前日からプログラミング教室を楽しみにしています。
授業も毎回工夫し、前回やった内容を発展させながら行っているため、回数を追うごとに子どもの創造性や達成感が増しているように感じます。
内向的で物静かな園児で、思いを伝えることが苦手な子が、プログラミングの時間になると黙々とやっており、周りの園児とは異なる発想力が出てきています。
先生たちの中でも話題に上がり、いつも驚かされています。また、それを褒める・認めることで自信を持って活動に参加する姿が見られます。
分からないことがあった時は、同じグループや子どもたち同士で教え合い解決している、そんな様子もあり、プログラミングを通して様々な力が育っていると感じています。
Q. 先生方の反応は?
職員は皆楽しみながら関わっています。
特に否定的な声が上がる事もなく、子どもたちの目線に立ち一緒に発見していく過程を踏んでいます。「みてみて!」と作ったものを自慢げに見せてくれるので、「すごーい!」といつも関心させられながら、一緒に楽しんでいます。
Q. 保護者の反応は?
プログラミングを始めるに当たって保護者からの反対の声は全くなく、スムーズに導入へと至りました。園見学へ来て頂いた方にお話しするとすごく驚かれ、とても関心を持ってくださいます。
また、教室実施日は、家庭でプログラミングの話が出るようで、「今日はボールを書いて動かしたよ」などと教えてくれコミュニケーションのツールにもなっています。加えて家庭の中でも自分で工夫をして、ものづくりをする姿がみられるようになったとのことです。
ただ、プログラミング教室の様子を一度も保護者に見てもらったことがないため、今度の参観日にプログラミングを行うことにしました。印象がガラッと変わるのでは?と職員も楽しみにしています。
Q. やってみて大変だったことはありますか?
Wi-Fiからつなげていく作業から始まり、初回と2回目はうまく繋がらなかったことですかね。その後は特に問題なく進めていけました。
1年間での変化
Q. 1年間での子どもの変化はありましたか?
始めはタブレットを使っての恐る恐るのスタートで、間違えた時に「どうしよう」といったおどおど感がありました。
しかし、回数を重ねるごとに失敗を恐れなくなり、プログラミングの時間を思いきり楽しむようになりました。
またプログラミングを通して、「こうしたい!」という自分の思いを伝えることができるようになり、「やってみたい」という好奇心がどんどん溢れ出しているように感じます。時間があっという間に過ぎてしまう程、子どもたちはプログラミングが大好きです。
今後の展望
Q. 最後に今後の展望をお聞かせください
プログラミングを通して自分の思いを口に出して表現する力を身に着けていってほしいと感じています。
小学校に上がると自分の思いを伝える力はより重要になってくると思います。またそれが子どもたちの自己肯定感にも繋がっています。今後も続けていきながらどんどん成長していってほしいです。
課題としてはプログラミングを形として残すことができていないという点です。今後、園児が作ったものを目に見える形で残していけたらと考えています。