太陽こころ幼稚園|家でもプログラミングに取り組む程、積極的な子どもたち!

太陽こころ幼稚園|家でもプログラミングに取り組む程、積極的な子どもたち!

太陽こころ幼稚園の特色

札幌市北区屯田に位置する幼保連携型認定こども園太陽こころ幼稚園は、2010年に開園し、0〜5歳児までの220名ほどの園児が毎日登園しています。園舎は海をイメージした作りになっており、遊戯室の真ん中にお船の職員室がぷかぷか浮いているような作りとなっています。そんな開放的な園舎と広い園庭で、園児は毎日のびのびと遊んでいます。​ また、卒園後にも利用できる学童保育や課外クラブが準備されており、たくさんの小学生が通っています。「こころ」を育てる幼稚園というキャッチフレーズで、ありがとうの時間を大切にされ、日々の保育に取り組まれています。

導入経緯

Q.ご導入のきっかけは何だったのでしょうか?

小学校でプログラミングが必修化されると決まったことが大きな導入のきっかけです。すてむくらぶを選んだ理由は、目で見て分かりやすいロボットを使っていることや、子どもにとって目新しく、初めてプログラミングに触れる子でも分かりやすいカリキュラムだと感じたからです。私も実際に教えてみて、教え方やポイントなど分かりやすい内容だと感じたので、そこは大きかったかと思います。

プログラミングの初めのイメージは「高度なもの」「難しいもの」というものが大きかったですが、今小学生にプログラミングを教えながら、大体のトラブルは回避できるようになりました。

導入後の様子

Q.実際やってみて子どもたちの様子はいかがでしたか?

「楽しい」「早くやりたい」といった言葉が多く聞こえています。中には「うまくできなくて悔しい」「難しい」といった反応もありますが、トライ&エラーで、前向きにプログラミングをしている姿が見受けられます。

また、プログラミングが日常生活の中でどんな風に使われているかを伝えられるよう努めています。機械やロボットの動きのしくみを理解し、「こういう風に動いてるんだ」、「これだったら自分でも作れそうだな」という未来へのイメージがもてるように工夫しながら授業を行っております。休憩時間も休まずプログラミングをやり続ける程、子どもにとっては、とても魅力的で楽しいもののようです。他の習い事教室では中々そこまでの姿はみられないため、本当に好きで取り組んでくれていることを感じます。

Q.具体的なエピソードはありますか?

プログラミングをやればやるほど、主体性や自主性が出てくる子が多くなったように感じます。レッスンだけでなく、家でも取り組む子が増え、とても自主的に取り組んでいます。「家で作ってきたから先生に見せたい!」との声があり、家庭と園でアカウントを共有し、いつでもプログラミングができる環境を準備しました。

また、私が出したお題を自宅で途中までやってから、レッスンで仕上げをし完成させるなど、自ら積極的にプログラミングに取り組む姿があります。小学1年生でも、まだレッスンでは習っていないけれど気になったブロックがあったからやってみたなど、主体的に行動しています。

Q.1年間での子どもたちの変化は?

子どもの変化としては、「分からない」「できない」と最初からあきらめるのではなく、自らネットで調べたり、お友達の作品を見てこっそり真似したりするなど、問題を解決しようとする姿が多くみられるようになりました。あきらめずチャレンジする力や問題解決能力、自ら考える力など、プログラミングを通して様々なものが育まれているように感じます。

Q.保護者の反応は?

家庭の中では、レッスンで学んだことや、テックタイム(映像授業)でテーマに上がったことなど、色々と話題が出ているようです。また、「家でもプログラミングをやりたい」という子どもの声を聞き、PCを買ってあげたいといったご相談をして下さる方もいらっしゃいます。

保護者にはノートパソコンを見せながら、どういったことをやっているのかお迎えの際に伝えたり、参観日の際に、子どもが自分で作った作品を保護者も含めみんなの前で発表する機会を作っています。ただ、作品を作っている過程をお見せ出来ていないため、子どもが取り組んでいることがどれくらいすごいことなのか、伝わりきれていない部分もあると思います。

また、先日興味を持って下さった保護者に、当園で実施するプログラミング教育の内容を紹介すると、「他のプログラミング教室をいろいろと見て回ったけれど、ここが一番良い」と言われて入会を決めてくださった方もいらっしゃいました。

今後の展望

Q.今後プログラミング教育を通してどんな子に育ってほしいでしょうか?

当園では、「慈愛」と「感謝」という教育理念を掲げています。感謝の心や、人を愛する心を大切にしており、そういった教育理念を大人になっても常に持ち続けていってほしいと感じています。

小学生になると、園に来れなくなるので、せめて課外クラスがある時に足を運んできてもらって、子どもの落ち着く場所を与えていけたらという思いで取り組んでいます。これからもプログラミングだけに限らず、様々な経験を通して人間性を身に着け、社会に貢献できる人材を育てていきたいと考えています。